an affection for the fiction

ジャニーズ(主に嵐)の音楽を好き勝手に解釈したり、ただ愛でるだけの信憑性のないブログ。

HipなPop と COOL & SOUL。その2。

どうも。うすらいです。

 

 

この記事は、前回の記事

 

goodtobebad.hatenablog.com

 の続きとなっております。

 

 

2.(つづき)「Hip Pop Boogie」と「COOL & SOUL」を改めて解釈してみる

 

前の記事では「Hip Pop」という言葉に焦点を当て、

「Hip Pop Boogie」の解釈まで書きました。

 

この記事では、「COOL&SOUL」について読み解きたいと思います。

毎度のことですが、あくまで勝手な解釈なので流し読んでくださいね。

 

 では、長くなる前に早速スタート。

 

「COOL&SOUL」*1の歌詞の中で、

「Hip Pop」という言葉が入っているのは、3か所。

 

1か所目

五人で奏でるのは HIP HOP

じゃなく 真似し難い様な HIPなPOP right?

そして幕開け 第二章

似せてみようなら それは第二号

そう 未開拓地 意外にも

未完の大器を再起動(hi-ho!)

 

冒頭のラップから「Hip Pop」が出てきます。

嵐の音楽はHip HopじゃなくてHip Popなんだと宣言しているようにも取れます。

 

嵐の第二章のはじまり...当時はまだファンでなかったので憶測の域を出ませんが、

ドラマ「花より男子」が2005年末なので、「勢い」「波」のようなものを

感じたのではないでしょうか。

Johnny's netのbiographyを読むと、2006年はアジアツアーがあったり、

NEWS ZEROと宿題くんの放送開始など、

色々なことが実を結び始めた年なのかなと想像します。

 

意外な未開拓地は、アイドルでHip Hopを取り入れたHip Popを

やり続けるスタイルのことかな。

俺らがその第一号、パイオニアだから、他は第2号だと。

12年も前なので、少し若い表現ともとれますね。

表じゃ見せない顔を身内には見せてくれる感がいい。

 

未完の大器は、下記のサイトの意味が文脈に合うかと思います。

www.weblio.jp

まだ、今の様な状況でなかった彼らが、第二章のはじまりを迎え、

一度再起動して、トップを取りに行くぞという意気込み。

 

...ここで出てくる「未完」、「untitled」の「未完」とかかってるのかなぁ…

 

 

2か所目

カラカラカラ喉潤すのには

あなた方が必要なの とにかく

眠る体も起き出す すぐに俺たちの事を欲しがる

アイドル タイトル奪い取る 快速

"マイク持つアイドル大国"奪い取る

HIP POP da hi bi da hi bi to da HIPなPOP star

 

ここは、最後の方のラップ。

ファンとアイドルの、求め合うような関係を示し、

アイドルが溢れるようにいる日本でトップを奪い取ると言っている所。

その最後に、HIPなPOP starである俺らがね、と言っています。

 

 

 

...で、終わらせようとしたら、また新しいことを知ってしまった。

ここの「da hi bi da hi bi to da~」ってどう訳すんだろ~?って調べてたら、

ラップの歌詞(=リリック)ではda=theだという事は分かったんですが...

 

このフレーズ、

アメリカのThe Sugerhill Gangというグループの「Rapper's Delight」(1979年)という曲のオマージュではないかという意見をネット上でいくつか拝見しまして。

 

You Tubeで見たら、冒頭にこのようなリズムがあった!!

しかも「Hip Pop Boogie」にも入っている!!と超驚きましたよ。

 

そして、「Rapper's Delight」という曲、商業的に初めて成功したラップといわれているそうで*2

 

え、どうしよう。なんか新しい世界見えてきた...

 

どこまで考え込まれているのこの曲...

ここまでだとは思ってなかった...

ジャニーズでラップを取り入れたパイオニアだと宣言した曲で、

世界で初めて成功したラップ曲をオマージュするなんて...

 取り急ぎ好きですと伝えておきます。

 

3か所目

ARASHI IS COOL ...HIPなPOP,you don't stop

ARASHI IS SOUL ...HIPなPOP star

ARASHI IS COOL ツキヌケル FEELS FUTURE

ARASHI IS SOUL

 

2か所目からつづくサビの部分です。

HIPなPOP starが、第二章の幕開けに立ち、未来を感じているサビ。

もう私のつたない言葉などいりませんね...

えずに感じてください(笑)

 

 

 以上3か所が、「COOL & SOUL」で「Hip Pop」という言葉が出てくるところでした。

 

そういや曲名がなんで「COOL&SOUL」なんだろってふと思ったんだけど、

 

 

 

そういえば、COOLとSOULって言葉、デビュー曲「A・RA・SHI」に出てきてるよね...

 

We are "COOL"...

You are my SOUL! SOUL!...*3

 

 

...もしやここから来てるのか。来ていてほしいレベル。

それとも単に、サビの歌詞からとったのかは不明ですが。

 

 

今回取り上げた部分以外にも、昔の楽曲のフレーズが入っていたり、この後発表された曲にこの曲の歌詞が入っていたり。

 

他にも「COOL&SOUL for DOME'07」があるし。

『ARASHI アラフェス'13 NATIONAL STADIUM 2013』はこっちだった。

 

そしてこの2013年のアラフェス、櫻井氏のテーマは「HipなPop」。

 

 

 

あとがき

記事を書くたびに、新しい発見があって、自分の無知を知るとともに、

1曲にかけられている熱量の果てしなさに脱帽...

 そして自分の語彙力と文章力のなさが情けない(笑)

 

2002年の「Theme of ARASHI」からの"繋がり"をまとめたい欲が

出てきているのですが、超絶ロングな記事になりそうで腰が引けてます。

 

「COOL&SOUL for DOME'07」を次の記事で書こうかな。

今回はHip Popにのみ焦点を当てたので、

次は全歌詞つぶさに読み解いてき、味わいたいと思います。

 

 

スクロールお疲れさまでした。

 

お読みいただきありがとうございました。

*1:SPIN,All Rap presented by櫻井翔,吉岡たく,"COOL & SOUL",ARASHIC,嵐,2006年7月5日,J Storm

*2:シュガーヒル・ギャング - Wikipedia

*3:J&T,馬飼野康二,"A・RA・SHI",A・RA・SHI,嵐,1999年11月3日,PONYCANYON