an affection for the fiction

ジャニーズ(主に嵐)の音楽を好き勝手に解釈したり、ただ愛でるだけの信憑性のないブログ。

HipなPop と COOL & SOUL。その3。

どうも。うすらいです。

 

 

この記事は、前回と前々回の記事

goodtobebad.hatenablog.com

goodtobebad.hatenablog.comの続きとなっております。

 

 

2.(つづき)「Hip Pop Boogie」と「COOL & SOUL」を改めて解釈してみる

 

前の記事では「COOL&SOUL」の解釈まで書きました。

 

この記事では、「COOL&SOUL for DOME07」ついて読み解きたいと思います。

 

毎度のことですが、あくまで勝手な解釈なので流し読んでくださいね。

 では、スタート。

 

この曲の表記なんですが、「COOL&SOUL for DOME07」はシングルCD『Step and Go』のJweb限定バージョンに収録されていた表記。「COOL&SOUL (DOME'07 ver.)」は、DVD『ARASHI AROUND ASIA+ in DOME』の表記。DVD/Blu-ray『ARASHI アラフェス'13 NATIONAL STADIUM 2013』は「COOL&SOUL」表記ですが、歌詞は元々のバージョンとDOME07のバージョンがミックスされてます。ややこしいですね。

 

この3つの歌詞の内容はほぼ同じだと思うので、ここでは、CD音源が有る「COOL&SOUL for DOME07」という表記に揃えたいと思います。

ちなみに私はそのCDを持っていませんので、歌詞は

petitlyrics.comから引用させていただきます。

 

「COOL&SOUL for DOME07」*1

 

黒字は元々の『ARASHIC』収録バージョンと同じ部分、

赤字は変化している部分です。

 

ARASHI IS COOL ツキヌケル FEELS FUTURE

ARASHI IS SOUL ミライヘノマクガアク

ARASHI IS COOL ダキシメル FEELS MUSIC

ARASHI IS SOUL ナナ NANA...We.

 

ここは サビの部分。

未来への幕が開く、は第2章の幕開けと同じ意味だと思われます。

 

五人で奏でるのは HIP HOP

じゃなく 真似し難い様な HIPなPOP right?

そして幕開け 第二章

似せてみようなら それは第二号

そう 未開拓地 意外にも

未完の大器を再起動(hi-ho!)

 

ここからがラップ。

この部分は前回の記事で書いたので割愛します。

 

俺らにまず付いてきな(yeah)

風たちがこっち向いてきた(yeah)

頬に気付くとほら水滴が(yeah)

強い風が背から吹いてきた(yeah)

 

嵐が起こりつつある予兆としての、風や水滴の描写。

この部分も、第2章の幕開けを暗示していると思います。

 

水滴じゃなくなってくぞ

想定しな 最悪のケースを

手 組もうが吹き飛ばすほどの強風

(未知との遭遇) (君との暴風雨)

 

前の部分での嵐の予兆が、どんどん大きくなってきます。

最悪のケースは、なんだろう、暴風雨すなわち嵐になる事かな。

手を組もうが吹き飛ばすは、嵐の成長を阻止しようとも、

それを吹き飛ばすレベル、すなわち、

未知との遭遇レベルでデカくなりますよ的な勢い。

 

だから俺にしがみつき

なさい守り通すヤツらだと 曰く付き

 

俺にしがみつく=ファンになる事だと捉えます。

「Attack it!」にも出てきますね。

最悪のケースとは、暴風雨をファンじゃない状態でむかえることかもしれない。

俺らは(ファンを)守り通す奴らだという非常に甘くて良い意味なのに、

あえて曰く付きっていう、悪い意味の言葉を使う遊び心。

 

"嵐 探し 辺り 騒がしい

その凄まじい 騒ぎ まさに 嵐"

(That's right)

 

 ここは、「Theme of ARASHI」の「嵐 探し shout up しっぱなし ただし 辺り ガラ―っとするはなし」*2からの引用だと推測。

ちなみに、この部分は翔潤「Come Back」にも出てきますね。

「Theme of ARASHI」から数年後、本当にすさまじい騒ぎになったわけですよ。

 

山 風 合わせ

巻き起こると皆大慌て

いま居合わせる 君 幸せ

この歴史を後世に語れるだろう?

 

ここは、もう言葉どうりに(笑)

ええ、幸せですとも。現世でも語りまくってます(笑)

 

アマテラスの頃から

俺らは地上の遥か外側

 

下界に向けてはき出す 言霊

 

アマテラスの頃=神話の時代から、

地上の遥か外側から下界へと言霊をはき出す。

難しいな~、ここ。神格化ともとれるし、

気象現象の嵐としても取れるようにしているのかな。

 

もうやまない 雨が(yeah)

長く続いたこの夜が明けた(yeah)

君が忘れがちなのであれば(yeah)

いちいち記憶に残る 種蒔く(yeah)

そう 俺らがあくまでタイトなパイオニア

ya so cute 二番煎じ

 

 長く続いた夜は、この時までのグループが思うようにいかなかった時代の比喩だと。

夜明け=第2章の幕開け。

「Theme of ARASHI」*3で、

「長い夜明けて 朝になれ」と言っていましたが、ここで夜が明けます。

やまない雨は、これからの嵐の勢いの比喩。

何を忘れがちなのかなと思ったけど、

俺らがパイオニアだってことを忘れるな、と解釈できると。

 

ARASHI IS COOL ツキヌケル FEELS FUTURE

ARASHI IS SOUL ミライヘノマクガアク

 

サビ部分は繰り返しになるので割愛。

 

ここからが、変更されたバージョン。

DOME07

「Ah 俺達は海外でもかっちりと

決めてきましたよ

ここからが俺達からの新しい

メッセージだ

心して聴いて下さい」

 

 セリフ。アジアツアーを経た歌詞が続きます。

 

太陽光にかぶる雲 "ここだけでなく海の向こう"

毎十秒近づくスロー "いま居合わせる事が重要"

世紀ミレニアム 股にかけ "遥か島国から来たぜ"

長い夜明けて 朝になれ "待たしたねもう喉渇いたぜ" ※2回リピート

 

日本だけじゃなく海外を視野に入れた歌詞になっています。

遥か島国=日本として、アジアのファンに向けて待たしたね、と言っている。

「太陽光に被る雲」、「毎十秒近づくスロー」、

「世紀ミレニアム 股にかけ」、「長い夜明けて 朝になれ」の4つは、

先程も出てきた「Theme of ARASHI」*4からの引用。

もう喉渇いたぜは、続く歌詞を考えると、

俺らも会いたかったぜという比喩かな。

 

 ちなみに、元々の歌詞は

太陽光に被る雲 "ここ"とかでなく"遥か向こう"

毎十秒近づくスロー 見上げる形 常に頭上

世紀ミレニアム 股にかけ 乗り越えるには高い壁

長い夜明けて 朝になれ 早い風受け喉渇いたぜ ※2回リピート

 

“ここ”といった見える目標は立てずに,

行けるところまで行ってやる、

常に向上心を持つといった意気込み。

高い壁がなんのことをさすか分からないんですが、

手を組もうが吹き飛ばすの所で出てきた、

成長を阻止するものがあったのかな。世間?事務所とか業界の空気?

早い風受け喉渇いたぜ、ここは、阻止するものの向かい風とも、

この勢いの追い風とも取れます。両方かも。

 

カラカラカラ喉潤すのには

あなた方が必要なの とにかく

眠る体も起き出す すぐに俺たちの事を欲しがる

アイドル タイトル奪い取る 快速

"マイク持つアイドル大国"奪い取る

HIP POP da hi bi da hi bi to da HIPなPOP star

 

ここも前回の記事で触れたので割愛。

 

五人で奏でるのは HIP HOP

じゃなく 真似し難い様な HIPなPOP right?

既に幕開け 第二章

似せてみようと追いつかないかも

そう 未開拓地 意外にも

未完の大器を再起動(hi-ho!)

 

そして幕開け→既に幕開けに代わってます。

ARASHIC』から1年足らずの間に完全に幕開けを実感したんだな~。

似せてみようならそれは第二号→似せてみようとも追いつかないかもへの変更も、

もうマネされようが、追いつかれる不安もなくなって来てる事が読み取れます。

 

yeah 山 風 合わせ

巻き起こると皆大慌て

いま居合わせる 君 幸せ

この歴史を後世に語れるだろう?

そりゃ時に また待たせるだろう?

そりゃ時に また待たせるだろう?

アジア近いとこ ほらみ 意外にも

マイク持つアイドル大国以外にも

示す俺らがpop star

これがhipなpop star yeah yeah

 

 既存の歌詞と新しい歌詞が組み合わさった部分。

「そりゃ時にまた待たせるだろう」は次の部分にも出てくるんですが。

アジアツアーはなかなか行けないから、アジアのファンを待たせるだろうという事と、

もっとビックになっていくから、国内のチケットも取りにくくなって、

待たせてしまうだろうって意味かな。

ちょうどこのころが、アリーナサイズじゃチケットが足りなくなってきる頃だし。

 

ARASHI IS COOL

そりゃ時にはまた待たせるだろう

そりゃ時にはまた待たせるだろう

ARASHI IS SOUL

示す俺らがpop star

これがhipなpop star yeah yeah

ARASHI IS COOL

HIP POP da HIP bi da hip bi to da

hipなpop,you don't stop

ARASHI IS SOUL

HIP POP da HIP bi da hip bi to da

hipなpop star yeah yeah

ARASHI IS COOL

ツキヌケル FEELS FUTURE

ARASHI IS SOUL

 

ARASHI IS BACK!

同一内容の歌詞なので詳しくは割愛しますが、

この勢いとか、オラオラしてる感じとか、

普段は隠してるからシビレますね。

…なんか解釈というより感想になってるな(笑)

 

 

おまけ

アラフェス2013 バージョンのセリフ(字幕スーパーより)

もう10もまえのアルバムに

話は さかのぼるんだけどさ

Um, The story goes back to the second album which is tenth albums ago.

※英語部分だけ字幕がなかった(なんでだろう?)ので耳コピ

 

2013年のアラフェスでは、

2ndアルバム(『HERE WE GO!』)が10も前のアルバムになって、

時の流れを感じますね~。

 

ARASHIC』では、4つ前アルバムにさかのぼると言っていましたが、

2013年では、もう10も前のアルバムと強調しています。

こっちの方が、続く英語部分のニュアンスに近いですね。

 

 

 

 あとがき

つ...つかれた...。

 

そもそもこのテーマで3本目の記事に突入するとは

予測してなかった。

いつも見切り発車(笑)

引用が多くなるので4500字超えました。

 

このブロクの記事でたびたび出てくる曲、「Theme of ARASHI」。

「COOL&SOUL」も相当エポックメイキングだが、

この曲にも、2017年の「Come Back」にまで引用される

“原点”の曲についてそろそろ書こうかなと思案中。

 

 

スクロールお疲れさまでした。本当に。

 

お読みいただきありがとうございました。

*1:SPIN,All Rap presented by櫻井翔,吉岡たく,"COOL & SOUL for DOME07",Step and Go Special Cu[9]bic Box,嵐,2008年2月20日,J Storm

*2:岩田雅之,Rap詞:SHOW,HOCHMAN LARRY,"Theme of ARASHI",HERE WE GO!,嵐,2002年7月17日,J Storm

*3:岩田雅之,Rap詞:SHOW,HOCHMAN LARRY,"Theme of ARASHI",HERE WE GO!,嵐,2002年7月17日,J Storm

*4:岩田雅之,Rap詞:SHOW,HOCHMAN LARRY,"Theme of ARASHI",HERE WE GO!,嵐,2002年7月17日,J Storm